開発・設計した給湯器を市場にリリースする前に、性能をチェックする性能確認試験を担当しています。実際に運転させ、パロマの規定に則って排ガスのCO2濃度や燃焼音、匂いなど多岐にわたる数値を確認します。安全性を含め、給湯器の性能を見極める重要な仕事だけに、自社製品であっても客観的な視点で厳しく確認しています。
机上の設計や試験結果のデータでは問題がなくても、運転時の音や匂い、炎の色に違和感を感じることがあります。どんなに些細なことでも、すぐに上司や設計者に報告することが大事。小さな気づきから改善点が見つかり、より安全・安心な製品づくりにつながることがあるからです。責任も大きいぶん、やりがいがあります。
入社して強く感じているのが、一体感です。どの部署の社員も「より良い製品をつくってお客さまにお届けしよう」という同じ思いを持ち、それぞれの仕事に取り組んでいます。だから職場には活気があるし、社員は面倒見の良い人ばかり。上司や先輩はいつも丁寧に教えてくれますし、他部署の社員とのコミュニケーションも良好です。
私たち技術者もコールセンター業務を行うことがあります。お客さまの生の声を聞いた経験を生かし、性能試験でも「お客さまならどう感じるだろう?」と使う人の気持ちになってチェックすることも大切にしています。
パロマが進めている自動化の技術にも興味を持ち始めました。業務の効率化につながる技術ですから、将来は性能試験の自動化にも挑戦したい。使う人だけでなく、パロマで働く人にも役に立つモノづくりをしていきたいですね。