パロマはアメリカ、ブラジル、中国など世界各国に給湯器を供給しており、私はこうした輸出用給湯器の開発をしています。国が違えば法律も規格も、求められる機能・仕様も異なり、それを理解した上で設計します。海外とのオンライン会議で現地の情報を聞き、各国の法律や安全基準に関する資料を読み、知識を得ることも大事ですね。
アメリカに駐在していた時、現地空港の大型ビジョンに私が開発した給湯器のCMが映し出され、それを見た時は感無量でした。パロマは、私のように英語が得意ではない技術者にも、海外で仕事ができるチャンスがあります。次は中国でも仕事がしてみたいし、グローバルなモノづくりをやっていきたいと思っています。
モノづくりは縦割りではできません。私が設計したモノを実際にカタチにして組み立ててくれるのは現場なので、よく工場に出向いてface to faceで打ち合わせをしています。パロマは、一人ひとりが自分の仕事に対して責任を持って取り組む誠実な社員が多い。先輩も親身になってくれるので、相談がしやすい環境です。
海外の給湯器はタンクにお湯を貯めるタンク式が主流で、一定量のお湯しか使えません。パロマの給湯器はスイッチひとつでお湯ができる瞬間式。お湯切れの心配なくシャワーが使える利便性が海外でも評価され、シェアが伸びています。自分が手掛けた給湯器が、海外の人たちの快適な生活を支えている、そこにもやりがいを感じています。
これからも多くのお客さまにパロマ製品を選んでいただけるように、付加価値のあるモノづくりに取り組んでいきます。
グローバルなモノづくりをやっていきたい
工場に出向いてface to faceで打ち合わせをしている
自分が関わった製品が快適な生活を支えているというやりがいがある