生産設備の中でも、部品づくりに関わるプレスの金型や治具のメンテナンス、改善が私の仕事。毎日、定期的にできあがった部品の寸法をチェックし、必要に応じて臨機応変に金型のメンテナンスを行います。工場で使っている金型は200種類以上あり、その種類に応じて用具なども使い分け、細心の注意を払って作業しています。
金型の品質は製品品質にもつながる重要なもの。それだけに、金型のメンテナンスの責任も重大で、やりがいもあります。パロマはほとんどの部品を国内で生産しているため、コロナ禍でも製品をつくってお客さまにお届けできています。業務を止めることなく製品を提供していること、そのモノづくりを支える自分の仕事を誇りに思います。
現場のメンバーは高い技術を持った人ばかりで、一緒に仕事をするだけでも勉強になります。万一、金型のメンテナンスに不備があればラインを止めることになるため、上司や先輩には厳しい面もあります。その一方で、プライベートの相談も気軽にできるほどコミュニケーションが良好です。毎日、良い緊張感の中で楽しく働いています。
仕事のこだわりは、工具を大事にすること。先輩から譲り受けた工具もあるし、一つひとつの工具が金型の品質を支えているからです。工具を雑に扱うと仕事も雑になってしまう気がするので、大切に使っています。
高い技術を身に付けたいという思いが強く、3年前に金属プレス加工の特級技能士を取得しました。現在は技能検定を受験する後輩の指導もしていますが、技術者は一生勉強です。上司・先輩に教わりながら、技術を磨いていきます。
モノづくりを支える仕事を誇りにしている
品質を支える工具を大事にすることが、品質を支えることにつながる
技術者は一生勉強