直方工場は小型湯沸器、単機能の給湯器、輸出用給湯器を生産しています。
パロマの製品は人々の暮らしを支えるもの。だからこそ、より安全・安心に使っていただけるガス機器をつくり続けるため、人材育成、品質管理、環境整備に力を入れています。
まず人材育成では、専門技術の資格取得や技能検定の取得を目指す従業員に対して社内教育・研修の機会を設け、一人ひとりのレベルアップをサポート。
日々の業務においては、優れた技術・知識を有した資格取得者が中心となり、より高品質なモノづくりを行っています。例えば組立工程なら、ガス通路部の組立は専門の資格取得者のみが行い、部品の材料となる資材の品質検査、完成品の機能検査なども資格取得者が担当しています。
次に、品質管理としてヒューマンエラー対策にも注力。ミスによる不良を自動検知し、次工程への流出を防ぐ仕組みを各工程に構築するなど、不良発生防止を徹底的に行っています。
また、より良いモノづくりには、働きやすい環境も大切です。直方工場では全館空調やプレス機の防音対策を採用するなど、快適な職場環境づくりを行っています。
さらに、国内外のガス機器を生産する拠点として工場全体のリニューアルも進めており、樹脂成形棟を新設しました。今後も設備の改修や増設でより強力な生産体制を築くとともに、従業員が「パロマに入って良かった」と思える工場づくりを推進。安全・安心で高品質なパロマ製品を通じて、人々の笑顔の暮らしを支え、お取引先さまの信頼に応えていきます。
生産・物流拠点を拡充
パロマでは、日本国内の製造のさらなる安定化を図り、物流品質をより向上させるため、工場や物流拠点の拡充に取り組んでいます。
北海道工場では、2022年に建屋を増設しました。同工場は主にガス給湯器のリモコンと、給湯器やコンロに搭載する電子基板を製造しており、建屋の増設よって大幅な増産が可能になりました。この他、既存建屋の改修工事も行っています。
物流拠点については、千葉県四街道市の「パロマ関東物流センター」が今年1月より稼働を開始。これによってパロマの出荷拠点は全国で14拠点、関東圏では3拠点となり、より正確に、よりタイムリーにパロマ製品をお届けできる体制を整えました。
2022年7月にガスオーブンGRIA(グリア)を発売しました。GRIA(グリア)とは、「みんなで食卓を囲む」という意味のイタリア語「GRIGLIATA(グリリアータ)」に由来しており、「家庭で本格的な料理を楽しめるオーブン」をコンセプトに開発しました。インテリア性にもこだわっており、ビルトインコンロと美しく調和する高級感あるデザインを採用しています。
ワクチン職域接種の実施で地域社会に貢献
直方工場は輸出用給湯器を2器種製造しています。製品は海外でも広く認められ、年々、生産台数が増えてきました。世界に向けたモノづくりを行う一方、同工場は地域社会への貢献活動にも力を入れています。そのひとつが、地元の小学校を対象とした工場見学の受け入れです(コロナ禍により現在は休止中)。
また、2021年には、地域の人々に向けて新型コロナウィルス感染防止のためのワクチン職域接種の実施に貢献。接種会場の提供から、医師・看護師の手配などの準備も行いました。パロマの従業員と家族、地域住民や学校の教員など多くの人に接種していただき、直方市長からも表彰を受けました。
世未来につながる技術とノウハウの継承に注力
高品質なガス機器を長きにわたって生産し続けるためには、モノづくりの技術を継承することも大切です。パロマでは、社内認定資格や技能検定の取得を目指す従業員を熟練の技術者が指導・教育。若い世代に高度な技術とノウハウを引き継ぐことで、製品品質の維持・向上を図り、未来につなぎます。
社内認定資格や技能検定で技術を磨く
ガス機器製造に用いる技術には特殊なものもあり、その一つが銅と銅を接合するロウ付け技能です。特殊技能のため社外資格がなく、習熟度の判定がわかりづらいことから、パロマではロウ付け技能の社内認定資格を制定しました。
内胴組立の職長 有本翔太さんは、その講師として資格取得を目指す後輩にロウ付け技能を教えています。「直方工場は輸出用給湯器も生産しています。多様な技術を若手に継承し、高品質な製品をもっと海外に提供したいですね」(有本さん)。
保全・治工具の野口憂祐さんは、3年前に金属プレス加工の特級技能士を取得しました。「私の業務は部品づくりに関わるプレスの金型や治具のメンテナンス。金型の品質は製品品質にもつながるため、責任は重大です。だからこそ毎日が勉強ですし、職場の上司・先輩に教わりながら技術を磨いています」(野口さん)。




